魚体中骨抜き器販売中

2018年01月18日

魚市場ららばい

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イナダ 50キロ、イシダイ 30キロ
「石橋」定置:イナダ 30キロ ほか
「 岩 」定置:サバフグ 50キロ、サンマ 30キロ
「原辰」定置:カワハギ、イナダ ほか
「江の安」定:カワハギ、ヤリイカ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:サバ、イナダ ほか
「大磯」定置:小アジ ほか

伊豆方面からは、
「真鶴釣船」:釣イナダ 200キロ
「網代定置」:ブリ 340キロ
「赤沢定置」:イシダイ 110キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 110キロ

どうですか、休市明けでほとんど目方がなかった魚たちが、今朝は少しずつでも目方になってきましたよ。
「イナダ」にしても「サンマ」にしても、その量が増えてきて、なんとなく底打ち感がしませんか?
「ブリ」やら「イシダイ」やらも顔出して、賑やかになってきた気がしませんか。無いものねだりの子守唄はもう止めだ。
そう言えば「ヨリトフグ」が最近話題とか。小田原でも見掛けます、「去年の記事」と先日の「地魚広辞苑」もご参考にどうぞ。
20180118_simex.jpgさて、水揚げ概況をご覧の方より、今年度は「ヒラメ」の水揚げ枚数が記載されていない旨の問い合わせを複数頂きました。水揚げ量が多いときには、相場の軟化を想像し、魚屋さんへ買いに出かけたり、小田原サーフでのショアジギングのタイミングや群れ到来の指標として活用している等、いろいろな方が見ているなあと教えられました。
小田原漁港は、神奈川県下でも「ヒラメ」の水揚げ一位を誇り、刺し網漁業のメッカとしても知られております。「ヒラメ」に関して小田原の漁業者は自主的な種苗放流や漁獲制限、禁漁設定などの管理を行い資源を永続的に守りながら操業しており、その弛まぬ努力の積み重ねによって水揚げが守られていると感じます。これら管理の成果を見る上で水揚げ枚数を共有する事は最も簡単に漁業者のヤル気にもつながり、また水揚げ目標や量の把握、検討データとして有意であることも承知しております。しかし、それでもその数字を秘匿する理由は何かと問われれば、業務的必然と答える以外にありません。
え?業務的怠慢では?とお思いの方もおられましょうが、この「ヒラメ」の枚数データを収集する手間の為に、このブログ全体の更新が途絶える事とのどちらを選択するのか?と問われれば、自ずと答えは明らかになると思われます。結果的に数字が明らかにならない事になり、申し訳ないのですが、「ヒラメ」の漁獲が増えてきた際には記事にて大漁の報告はなされましょうし、具体的な数字はなくとも、ある程度の想像は出来るようにするつもりでございます。今後より一層、記事内容の充実を図ると共に、末永くご注目下さいますようお願い申し上げます。
posted by にゃー at 14:54| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月16日

冬の風物詩 魚市場のボロ市

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:ホウボウ、イナダ ほか
「石橋」定置:イシダイ、アカヤガラ ほか
「 岩 」定置:ホウボウ、サバフグ ほか
「原辰」定置:カワハギ、サバフグ ほか
「江の安」定:イシダイ 50キロ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:ワラサ、ヤリイカ ほか

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 270キロ ほか

今朝も市場は閑古魚。いえ閑古鳥。
湘南方面の「アジ」増加は良い知らせも、相場はアジ安杏果卒業記念とはいかず。
その他、大小「イシダイ」と細かめの「ホウボウ」が多かったのが目立った程度で、あとは十把一絡げ。
20180116_0419.jpgでもそんな中にキラリと光る逸品が転がってるから、面白い。釣りで揚がってきた活けの「アカムツ」なんぞ、一匹だけの一点もの。見つけるだけで嬉しくなっちゃう。
「ボロ市」って楽しいよね〜。ってなわけで、今から世田谷ボロ市最終日行ってきまあす。
posted by にゃー at 10:09| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月15日

魚市場で一番クールな猿

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イシダイ、アオリイカ ほか
「石橋」定置:アオリイカ、イシダイ ほか
「 岩 」定置:アオリイカ、カワハギ ほか
「原辰」定置:カワハギ、イナダ ほか
「江の安」定:ヤリイカ、アオリイカ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:マルアジ、ヤリイカ ほか
「大磯」定置:クロダイ、アジ ほか

伊豆方面からは、
「真鶴釣船」:釣イナダ 120キロ
「川奈杉本」:ヤリイカ、イナダ ほか
「南伊豆釣」:釣アブラボウズ 2本

東方面からは、
「平塚定置」:ウマヅラハギ、カワハギ ほか

20180115_0759.jpg空の青さと雲の白さだけが強烈に印象に残る朝。太陽が眩しかったからと殺人を犯したのはカミュの「異邦人」だが、寒い冬だから魚が獲れないことを条理というのなら、この広い海に網を掛けることの不条理を何と説明するのか。
本日も目方になったのは「イナダ」くらい。週明けでもこれだから、まだまだ冷え込みは相当。
しかし、これから暖気の流入で冷え込みは落ち着くという。理由などいらぬ、小さな希望を求めるからこそ、人は生きていける。
posted by にゃー at 19:15| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サンマ

20180115_0542.jpg
今は亡き小津安二郎監督の遺作「秋刀魚の味」の主役

でありながら、その実、劇中に姿すら見せない裏テーマ。


世間一般に言われる大衆魚の中で、小田原でもっとも見掛けない種の一つである。

「サンマ」を漢字で書くと「秋刀魚」、というのは誰でも知っていると思うが、これは北太平洋で成長した「サンマ」が北海道や東北沖へ回遊してくる季節が秋であり、主な漁獲域で旬の「サンマ」が大量に獲れるイメージから形成された当て字と考えられる。

では、小田原の「サンマ」事情はどうか。

多くの「サンマ」は夏から秋にかけて北海道、東北を日本列島沿岸に沿って南下し、銚子沖から再び太平洋沖へと戻る。しかし一部の群れ、及び群れからはぐれた純情派が房総沖から相模湾、さらに紀州方面へと至ることが有り、それらが沿岸の定置網に入ることがある。
多くは季節的に秋以降であり、小田原では早くて12月、ピークは1月と言われている。

そう、今日あたり獲れるのはなんら不思議のない、季節的にど真ん中の漁獲なのである。
「サンマ」の群れのしんがり、季節的にも黄昏を迎えつつある季節に、ちょっとヤセ気味の錆びた「肥後守」的な憂いを帯びた「冬刃魚」とでも言うべき「珍魚」が、この季節の「サンマ」なのである。

確かに脂はない。確かに太りもない。しかし新鮮で臭みのない「サンマ」は、腹の苦みすら抜けて清々しいくらいに美しい姿をしている。それはまるで永平寺で修行を終えた後の僧侶のようであり、その魚体はいかにも「モーニング」を着用した老紳士であり、結婚式の帰りを葬式の帰りと同じ様なものという心境と「軍艦行進曲」を口ずさみながら寂しさをかみしめる笠智衆との一体感を味わわずにはいられないはずである。それこそ季節外れの「サンマ」の味わいとシンクロする瞬間であり、人間として悟りを開いた禅の心と同じ事に気付くことになるのである。

もはやそこに魚の有無は関係ない。獲れる獲れないではなく、そこにある魚を買うか買わないか。
魚が在ったときに買う。在ったは、会ったであり、それは「一期一会」である。
その出会いこそ魚を味わうストーリーであり、歓びなのだ。「美食家」とはそういうものだ。
posted by にゃー at 18:26| Comment(0) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月13日

小田原地魚広辞苑・初版


小田原地魚広辞苑

小田原の魚を愛するすべての人に捧ぐ渾身の力作

小田原漁師の伝統と漁師文化を引き継ぎ
後世へと伝える厳選の145項目

項目

意味

アオアジ

マルアジのこと

アオモチ

カワハギのこと

アカイカ

主にケンサキイカのこと。標準和名アカイカの種はバカイカ、ムラサキイカと呼ばれる

アカエビ

トゲナガチヒロエビのこと。ジンケンエビなども

アカゼモロ

ムロアジのこと

アカボラ

ヒメコダイのこと

アゴナシ

クロサギのこと

アゴナシ

ツバメコノシロのこと

アゴナシ

ギンメダイのこと

アブライカ

アカイカ(ムラサキイカ)のこと

イタキンメ

ナンヨウキンメのこと

イタヤマ

シマガツオのこと

イナボラ

スギのこと

ウスメバル

本種の他、主にトゴットメバルのこと

ウズワ

マルソウダのこと。ソウダ類の総称

ウマハギ

ウマヅラハギ・キビレカワハギのこと

エイシ

スマのこと(三崎)

エチオピア

シマガツオのこと

エノハ

ハシキンメのこと

エノハ

オキヒイラギ、ヒイラギのこと

エバ

ギンガメアジのこと(ヒラアジ類の総称)

オオイカ

アカイカ(ムラサキイカ)のこと

オキザワラ

メカジキ、カマスサワラのこと

オキタカベ

ウメイロのこと

オゴ(ダイ)

ヒメダイ(オオヒメ)のこと

オシツケ

アブラボウズのこと

オナガ

クロメジナのこと

オナガ

ハマダイ(オオクチハマダイ)のこと

オハグロ

ユメカサゴのこと

オバサン

イスズミのこと

オバヤシ

チゴダラ、エゾイソアイナメのこと

カキノタネ

小型のマアジのこと

カクアジ

カイワリのこと

カゲキヨ

キントキダイ類の総称(伊豆方面)

カサゴ

本種の他、カサゴ類の総称

カツオザメ

ギンザメのこと

カナド

本種の他、カナガシラのことも指す

カマクラエビ

主にハコエビのこと

カワキ

アオザメのこと

カンコ

(ウッカリ)カサゴのこと

カンダイ

コブダイのこと

ギチナゴ

オキヒイラギのこと(茅ヶ崎)

キハチ

ミシマオコゼ類の総称

キビレ

キチヌのこと

キンタラ

ヨロイイタチウオのこと

ギンマトウ

カガミダイのこと

クサンジョ

キュウリエソのこと

クシロ

メジナ、クロメジナの総称

グリンド

ケンサキイカのこと

クロウオ

アブラボウズのこと

ゲホウ

トウジン、もしくはソコダラ類のこと

ケンケラケン

スミヤキ(クロシビカマス)の子供

ケントスイ

オオメハタやワキヤハタの通称

ゴッソリ

小型のイサキのこと

サンノジ

ニザダイのこと

シコイワシ

カタクチイワシのこと。ヒコイワシのなまり

シッタカ

バテイラのこと

シビ

マグロのこと

ジャウナギ

ウツボのこと

ショウゴ

小型のカンパチのこと

シラガ

小型のタチウオのこと

シラコダイ

ヘダイのこと(大磯方面)

シロウマ

ウスバハギのこと

シロダイ

本種の他、主にヘダイのこと

シロハギ

ウスバハギのこと

シロムツ

オオメハタやワキヤハタの通称

シロメダイ

オオメハタやワキヤハタの通称

ジンダ

小型のマアジのこと

スギウオ

バラムツのこと

スギヤマ

フウライカジキのこと

スズヨ

シマイサキのこと

スミヤキ

クロシビカマスのこと(小田原)

ソイ

クロソイ、ムラゾイ、キツネメバルなど

ソーダ

ソウダ類の総称

タカッパ

タカノハダイ類の総称

ダツ

本種の他、三浦方面でクロシビカマスのこと

ダルマ

メバチマグロのこと

ダルマガレイ

本種の他、ガンゾウビラメ類の通称

チョウノフエ

トウジンのこと

ツノメ

フトツノザメのこと

テングザメ

ミツクリザメのこと

テングダイ

本種の他、カワビシャにも使用

デンデン

ギンメダイのこと

ドウマンガニ

ノコギリガザミ類の通称

ドンコ

チゴダラ、エゾイソアイナメのこと

トンボ

ヒメのこと

トンボ

ビンチョウマグロのこと

ナガスミヤキ

クロタチカマスのこと

ナガッポ

クロタチカマスのこと

ナガラミ

ダンベイキサゴのこと

ナミノコ

クマノコガイやクボガイのこと

ナメタ(ガレイ)

ババガレイのこと

ネイラカマス

アカカマスのこと。ネーラとも

ネションベン

アイゴのこと

ノドグロ

ユメカサゴのこと(小田原)

ノドグロ

アカムツのこと

バイガイ

バイガイ類の総称、主に小田原で獲れるスルガバイ

バカイカ

アカイカ(ムラサキイカ)のこと

バクチ

キントキダイのこと。バクチウチとも

ハザワラ

カマスサワラのこと

バショウイカ

アオリイカのこと

ハナダイ

チダイのこと

ハナタレ

(主に小型の)メダイのこと

ヒコイワシ

カタクチイワシのこと

ヒッパタキ

ウチワエビのこと

ヒメアジ

アカアジのこと

ヒャクニチ

ウツボのこと

ヒラキンメ

ナンヨウキンメ、フウセンキンメのこと

ヒラゴイワシ

小型のマイワシのこと

ヒラサバ

マサバのこと

ブダイ

本種の他、イラやテンスなどのベラ類にも使用

ブリモドキ

本種の他、アイブリにも使用

ホウサン

ハガツオのこと

ホオナガ

ウスバハギのこと(伊豆方面)

ホンヤマ

マンザイウオのこと

マルイカ

ケンサキイカのこと

マルサバ

ゴマサバのこと

マルスズキ

スズキのこと

マンジュウガニ

本種の他、エンコウガニのこと

マンダラ

マルソウダのこと(大磯方面)

ミシマオコゼ

本種の他、キビレミシマやメガネウオのことも言う

ミズガマス

ヤマトカマスのこと

ミズガレイ

ムシガレイのこと

ミズフグ

ヨリトフグのこと

ミノカジキ

バショウカジキのこと

ムギイカ

小型のスルメイカのこと

ムラサキイカ

アカイカ(ムラサキイカ)のこと

メゴチ

本種の他、ネズミゴチ、ノドクサリの仲間も総称する

メトイカ

主に小型のケンサキイカのこと

メナダ

ツムブリのこと

メヌケ

サンコウメヌケ、オオサガのこと

メバル

クロムツのこと

モクアジ

オキアジのこと

モクスズキ

ヒラスズキのこと

モンジ

ネズミザメの総称

ヤイト

スマのこと

ヤッパタ

クロシビカマスのこと(伊豆方面)

ヤマ

シマガツオ類の総称

ヤマノカミ

主にハチのこと

ヨカゴ

メジの事

ヨゴダイ

コショウダイのこと

リュウオウ

イズカサゴのこと

ワゴチ

ワニゴチ類の総称

ワタモク

ヌタウナギのこと

ワタリガニ

ガザミのこと


おわりに
小田原の漁師文化は鎌倉時代後期から今へと続く完全に風土に根ざした文化で有り、言葉はそれを後世へとつないだ襷と言えます。歴史という長い間受け継がれ続けた言葉は、擦り切れ、ボロボロになり、今の時代に使う人も少なくなってはおりますが、確かに一部にまだ残っており、標準和名という標準語が一般に広く浸透した今でも、地域の漁業文化や食文化、漁師間の伝承や周辺地域との交流を語る上でも、その残り火を絶やさずに伝え残す事は歴史を鑑みる上でも、先人の知恵に思いを馳せる上でも必ずや必要になる知識であります。
言葉は生き物です。時代によって変化する事は止められません。しかし、幸運にも今の時代に残っていたこれらの使い古された言葉たちを老漁師の記憶から電子記録にとどめ、残しておく意義をここに記しておきたいと思います。

2018/01/27 一部修正・追記
posted by にゃー at 18:09| Comment(0) | 魚市場豆知識・資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今宵魚市場の幸でオードブル

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イシダイ、イナダ ほか
「石橋」定置:イシダイ、スルメイカ ほか
「 岩 」定置:スルメイカ、ヤリイカ ほか
「原辰」定置:イナダ、マンボウ ほか
「江の安」定:ウスバハギ、アオリイカ ほか
「二宮」定置:マルアジ 180キロ、サバ 70キロ
「福浦」定置:イナダ 120キロ、イシダイ 75キロ、ワラサ 75キロ
「大磯」定置:休漁

伊豆方面からは、
「駿河釣船」:釣タチウオ 50キロ
「真鶴釣船」:釣イナダ 75キロ

東方面からは、
「平塚定置」:アジ 120キロ、マルアジ 110キロ

週末のお楽しみは、「福浦」定置の底網の実力。「イシダイ」と「イナダ」のコンビをガッツリゲットで安心のホリデイ。
20180113_055.jpgさらに「平塚」の定置網と歩調を合わせた「二宮」定置は、まるっと「マルアジ」しっかり漁獲で、最後のインパクトを残し、バカンスの如く冬眠に。
駿河湾の「タチウオ」はシーズン終了かと思いきや、忘れた頃の伝家の宝刀とばかり押っ取り刀でやって来た。
あとは「ヤリイカ」と「スルメイカ」でバランスを整えながら、ちょっと早めの晩酌がいいみたい。
posted by にゃー at 17:08| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

魚市場はいつでも最高密度

小田原魚市場水揚げ概況

「米神」定置:イシダイ、アオリイカ ほか
「石橋」定置:サバ、アオリイカ ほか
「 岩 」定置:ヤリイカ、ホウボウ ほか
「原辰」定置:イナダ、マンボウ ほか
「江の安」定:ヤリイカ、マルソウダ ほか
「二宮」定置:休漁
「福浦」定置:休漁
「大磯」定置:スズキ、ヒラメ ほか

20180112_0416.jpg昨日の今日で「ブリ」は無し。ただただ寒い朝。時間の経過が遅い遅い。
自然はただ従うことによってのみ支配し得る。この季節、魚が無いことが当たり前であり、魚が揃いにくいのが当たり前である。これだけ寒けりゃ魚も動きたくはないのだろう。
20180112_0526.jpgそんな中、珍客。新しい缶バッチくれた。また来週も来るってさ。
明日は「二宮」定置、久しぶり(にして計画休漁前最後)の水揚げ(確定)。
内容が・・・見える見える、中型の「ヤイトハタ」が見える。大きめの「マルアジ」が大量に見える・・・。「マサバ」も肥えてる、「マアジ」も良い型揃い・・。
予言と言う名のネタバレ。魚が無い今、とても貴重な魚たちばかり。ありがたや、ありがたや。
posted by にゃー at 18:53| Comment(0) | 小田原魚市場日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タカノハダイ

20180112_takap.jpg
茶色い斜め縞模様が鷹の羽根みたいだから


磯周辺にいる事が多く、あまり回遊はしないが、定置網にも掛かるところをみるとそこそこ移動をする。

あまり群れないのか、まとまって獲れる事はないが、「イセエビ」や「サザエ」などを狙う刺し網に掛かったり、磯近くの定置網に入網する。
多くが30センチ前後の個体で有り、水槽に入れると模様のように斜めになってジッとしている事が多い。

その為か、体表にウオジラミのような寄生虫が付いている事がある。

はれぼったい唇と尾びれにある水玉模様が可愛いのだが、利用の面では、味について磯臭さを言う人が多く万年下魚扱い。
それでも冬場だったり、鮮度が良ければ充分おいしく食べる事が出来、刺身でも寿司でも大丈夫。
臭いが気になるって人は、煮付けや唐揚げ、カルパッチョやさんが焼きなどでも充分、おかずになる魚である。

磯釣りをやっていて「なんだタカノハダイか」と思う前に、今日はコイツを頂くかと前向きに思って欲しいし、市場で見掛けても「これは美味しくない」と切り捨てる前に、立派な小田原の地魚であり、海の恵みである。「何とかして美味しく食べてやろう!」と前向きに利用する方向で考える癖を付けて欲しいものだ。

201609_utaka.JPG 20180112_migimaki.jpg
仲間で非常に似ている魚に「ユウダチタカノハ(左)」と「ミギマキ(右)=イメージ図」がいる。


どちらも小田原から伊豆にかけての磯周辺でよく獲れ、釣れるので、市場で見掛ける事もある。

この3種類の違いを例えるなら「タカノフルーツパーラー」と「銀座千疋屋フルーツパーラー」と「資生堂パーラー」みたいなもの。
全国に広く分布する「タカノハダイ」は「タカノフルーツ〜」ではなくむしろ全国展開する「資生堂」、「千疋屋」の高級路線を目指しているのは貴重価値で売る「ユウダチタカノハ」という感じだろう。

見比べるも良し、食べ比べしても良し、いつもと違う「タカノハダイ」の仲間たちも忘れないであげて下さい。
posted by にゃー at 18:50| Comment(3) | ギョッ!魚だらけの水泳大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする