何でもあるように見えるが、あるものはある、無いものは無い。
この物事の真理に到達するのは、この魚市場を見て回れば一発だろう。
しかし、今朝の魚市場を埋め尽くす「小田原アジ」の大漁は、その真理さえも鮮やかに飲み込んだ。
無いものを探す以前に、圧倒的な地魚の存在感が、我々の意識を塗り替えてゆく。
この瞬間、魚市場は単なる市場という範疇を超越し、魚食を操る宇宙へと昇華する。
「無」への未練を捨て、「ここにある命」に全てを賭ける。
つまり、世界に足りないものなど何一つ無いと言うことだ。
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